Epilage(エピラージュ) | 2025.04.30 17:55
光脱毛で毛はいつ抜ける?期間の目安や抜ける仕組みを解説
カテゴリ: スタッフブログ
「光脱毛を始めたけど、いつになったら毛が抜けるの?」「本当に効果があるのか不安…」そんな風に思っていませんか?
脱毛サロンに通い始めたばかりの方や、これから光脱毛を検討している方にとって、効果がいつ現れるのかは最も気になる点の一つでしょう。
脱毛施術歴12年、大手クリニックでも長年従事してきた私の経験からすると、脱毛直後に毛が抜けないからといって心配する必要はありません。
この記事では、光脱毛で毛が抜け始める時期の目安、効果が現れる仕組み、そして効果を最大限に引き出すための秘訣まで詳しく解説していきます。
光脱毛のメカニズムを正しく理解し、焦らず、確実にツルスベ肌を目指しましょう。
光脱毛で毛はいつ抜け始める?
光脱毛には主にIPL、SSC、SHRの三方式がありますが、それぞれが狙う組織と熱量の注入方法が異なるため「抜け始める日数」には明確な差があります。
方式 | 抜け始めの平均日数 | 痛みの感じ方 | 主なターゲット |
IPL(Intense Pulsed Light)方式 | 7〜10 日 | やや強い | 毛乳頭 |
SSC(Smooth Skin Control)方式 | 14〜21 日 | 低〜中 | 毛乳頭+抑毛ジェル |
SHR(Super Hair Removal)方式 | 21〜28 日 | きわめて低い | 毛包 |
▼光脱毛の種類について更に詳しく知りたい方はこちら
光脱毛の種類|IPL・SHR・SSCの違いと選び方を徹底解説
IPL方式:1週間で変化を実感できる
IPL方式の光脱毛は、太く濃い毛に対して特に効果的です。この方式の最大の特徴は、照射後すぐに「ポップアップ」と呼ばれる現象が観察できることです。
IPL方式は、広帯域の強い閃光を一瞬で照射します。発光時間は機器によって0.2秒程度となるほど短いですが、毛乳頭のメラニンが光エネルギーを急速に吸収し高温に達します。
この急激な温度上昇で毛根や毛乳頭がダメージを受けて毛が抜けるのです。
ただし、この現象が顕著に現れるのは、ヒゲやワキ、Vラインといった太く硬い毛の部位に限られます。
細い毛や産毛は光エネルギーを十分に吸収できないため、一度の照射では効果が限定的です。そのため、これらの部位では複数回の蓄熱効果によって徐々に脱毛が進行します。
全身をIPL方式だけで脱毛したい場合、硬毛部位では早期に効果を実感できますが、産毛が多い背中や顔周りでは効果が出にくいことがあります。硬毛部位にはIPL方式、産毛部位にはSHR方式を使用する「ハイブリッド照射」を取り入れるサロンが近年増えているのはそのためです。
IPL方式のもう一つの特徴は、高出力になるほど痛みを伴うことです。効果的な出力で照射するには、痛覚を鈍らせる表皮冷却が不可欠です。
冷却機能が整っていないサロンでは、痛みを避けるために出力を下げる必要があるため、脱毛効果が低下するリスクがあります。予約時にはサロンの冷却設備の有無を確認しておくといいでしょう。
▼IPL脱毛について更に詳しく知りたい方はこちら
IPL脱毛のメリットとデメリット/他方式との比較も有り
SSC方式:2週間でジェル成分が作用してから抜ける
SSC方式は、抑毛成分入りのジェルと光照射を組み合わせた脱毛法です。
IPL方式のような瞬間的な高熱ではなく、ジェル成分と光の相乗効果で毛乳頭にアプローチします。抜け始めはやや遅いものの、肌ダメージが少ないのがこの方式のメリットです。
ジェルに含まれるフィリニーブやセイヨウシロヤナギエキスなどの植物酵素は、毛の成長を抑えるとされています。このプロセスには時間がかかるため、照射から14〜21日目にようやく目視できる抜け落ちが起こるのです。
乾燥肌や敏感肌の方は高出力のIPL方式よりSSC方式を選ぶ傾向がありますが、抜け始めが遅いことを知らずに「失敗」と勘違いし、途中解約してしまうトラブルも見られます。
また、ジェル塗布量の不足や拭き取りのタイミングが早すぎると抜け率がさらに落ちます。
なお、SSC方式はメラニン感受性の高い光も併用するため、日焼け直後の肌では痛みが増幅するケースがあります。施術前後2週間は、強い紫外線を避けるようにしてください。
SHR方式:3週間抜けなくても焦らなくて大丈夫
バルジ領域という浅い部位を低出力でじわじわ加熱するSHR方式は、即効性よりも「回数を重ねるほど抜けない毛質が減っていく」持続力が強みです。
1秒間に数十連射するマイクロパルスが特徴で、表皮温度を47〜50℃に保ちながら真皮浅層に熱を蓄積します。バルジ領域は毛包幹細胞の司令塔であり、ここを不活化すると毛乳頭が再生指令を受け取れなくなり、徐々に毛の再生力が衰退するというわけです。
毛が自然排出するまで21〜28日かかるのはターンオーバーに依存するためで、決してパワー不足ではありません。低温域で連続照射するため痛覚刺激が極端に少なく、施術中に眠ってしまう利用者もいるほどです。
日焼け肌や色素沈着のあるVIOでも安全に照射でき、産毛や白髪に近い黄褐色毛にも一定の反応が得られる点で他方式を上回ります。
▼SHR方式について更に詳しく知りたい方はこちら
SHR方式とは | 新宿脱毛サロン|脱毛専門店エピラージュ
光脱毛で毛が抜ける仕組み
脱毛時、照射された光(可視光線)は、毛の黒い色素であるメラニンに選択的に吸収されます。この瞬間、光エネルギーは熱エネルギーに変換され、毛の根元にある毛乳頭や周囲の毛包組織にダメージを与えます。
しかし、多くの方が誤解しているのは、この熱で毛が「すぐに焼き切れる」と思っている点です。
実際には、熱によって十分なダメージを受けた毛が、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)によって徐々に押し上げられ、自然に抜けるまでには時間がかかります。
この時間差が「脱毛したのに毛が抜けない」という不安や誤解を生む主な原因となっています。
さらに複雑なのは毛の成長サイクル(毛周期)です。全ての毛が同時に同じ状態にあるわけではなく、それぞれの毛が成長期(活発に成長している状態)、退行期(成長が止まり衰退する状態)、休止期(活動を休止している状態)を繰り返しています。
光脱毛が最も効果的なのは成長期の毛に対してであり、1回の照射で処理できるのは全体の約20〜30%程度に限られます。これが複数回の施術が必要となる理由です。
光脱毛の効果が表れるまで
光脱毛の効果が目に見えるまでに、体内では「熱変性→細胞死→老廃物排出」という三段階のプロセスが進行します。
第一段階の「熱変性」は照射直後に起こります。光エネルギーがメラニン色素に吸収され、発生した熱が毛根部の組織を変性させますが、この時点では毛は外見上まだ抜けていません。
続く「細胞死」の段階では、熱変性を受けた毛乳頭周辺のタンパク質が数日間かけて壊死していきます。毛を生み出す細胞の活動が停止し、毛の成長サイクルが途絶えますが、この変化も肌の表面からは確認できません。
最後の「老廃物排出」段階でようやく目に見える変化が現れます。表皮の生まれ変わりサイクル(平均28日)に乗って、ダメージを受けた毛が徐々に押し上げられ、自然に抜け落ちます。この排出のタイミングは、施術からの経過日数と個人の肌ターンオーバーの速さで決まります。
肌のターンオーバーは生活習慣に影響されます。睡眠不足や栄養バランスの偏り、極度の乾燥肌状態はターンオーバーを遅らせ、脱毛後の毛の排出も遅延させます。ビタミンA・C・Eやタンパク質を摂取し、入浴後すぐに保湿することで、排出スピードを早められるでしょう。
脱毛効果を高めるセルフケア
脱毛効果を高めるには、セルフケアに気を配ることも非常に重要です。
保湿で光の伝導率を上げる
潤った肌は、脱毛の光エネルギーを毛根まで効率良く届けるための重要な役割を担っています。
乾燥している肌だと光が表面で散乱しがちですが、水分を豊富に含んだ肌は光の通りをスムーズにし、同じパワーで照射してもより多くの熱エネルギーが肌の深部、つまりターゲットである毛根周辺組織に届きやすくなります。
このため、毛根への熱ダメージがより効果的に伝わり、結果としてムダ毛が抜け落ちやすくなることが期待できるでしょう。
特に重要なのが、入浴後のスキンケアです。
お風呂上がりの肌は急速に水分が蒸発してしまう状態。ですから、可能な限り5分以内を目安に、高分子ヒアルロン酸配合のローションなどでたっぷりと水分を補い、その潤いが逃げないよう、すぐにセラミド配合のクリームや乳液でしっかりとフタをする「モイストラップ法」を実践することが非常に効果的です。
さらに、就寝中の乾燥対策として加湿器を活用したり、肌への摩擦が少なく保湿性も期待できるシルク素材のパジャマを選んだりすることも、肌の水分バランスを安定させ、脱毛期間中に起こりがちな赤みやかゆみを軽減する助けとなるでしょう。
このように、保湿ケアを単なる「お手入れ」としてではなく、「光脱毛の効果を最大限に引き出すための重要な前処理」と捉えることが、より高い脱毛結果へと繋がる秘訣と言えます。
徹底した紫外線対策をする
光脱毛の効果を最大限に引き出すためには、施術前の紫外線対策が非常に重要です。
脱毛を受ける数日前からの紫外線管理が甘いと、肌にメラニン色素が増加し、光エネルギーが毛根ではなく表皮に分散されてしまう可能性があります。
これにより、本来毛乳頭に届くべき熱が分散し、脱毛効果が低下するだけでなく、表皮への熱ダメージが強くなり、やけどや色素沈着といった肌トラブルのリスクも高まるのです。
さらに、肌が日焼けしている状態では脱毛マシンの出力を下げざるを得なくなることもあり、1回の施術で得られる成果が限定されてしまうことも少なくありません。
そのため、施術予定日の少なくとも1〜2週間前からは、屋外活動時にSPF30以上・PA+++の日焼け止めをしっかり塗布し、日傘や帽子、長袖の衣類を活用して紫外線から肌を守ることが重要です。
適切なムダ毛処理を行う
脱毛時には毛を剃っておくことが重要ですが、毛抜きはNGです。
毛根を引き抜く行為は光脱毛の“的”を消すだけでなく、毛嚢炎や色素沈着の温床になる可能性があります。どうしても見た目が気になる場合は、電気シェーバーで肌を撫でるように刈り、施術48 時間前までに処理を終えましょう。
剃毛後はアルコール不使用の化粧水で鎮静し、保湿を忘れないことがポイントです。
処理方法 | 肌負担 | 脱毛中の推奨度 | コメント |
電気シェーバー | 低 | ◎ | 刃が直接当たらず角質を削らない |
カミソリ | 中 | ○ | 角質を削るので週1回以内 |
毛抜き・ブラジリアンワックス | 高 | × | 毛根がなくなり光反応しない |
除毛クリーム | 高 | × | アルカリで角質損傷の恐れ |
まとめ
光脱毛で毛が抜けるまでの期間は、使用する方式によって7日から28日とさまざまです。毛が早く抜けるか遅く抜けるかは、施術の成功・失敗を判断する基準ではなく、それぞれの脱毛方式が正しく働いているサインなのです。
効果的な脱毛のためには、毛の生え変わりサイクルを理解し、日頃から肌の保湿と日焼け対策をしっかり行い、体の部位に合わせて光の強さや施術の間隔を調整することが大切です。そうすることで、ムダ毛の自己処理から解放される肌に早く近づけるでしょう。
「まだ毛が抜けない」という時期も焦らず、むしろその経過を次の施術に活かす情報として捉えることが、光脱毛を最大限に活用するコツなのです。
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