Epilage(エピラージュ) | 2025.07.12 15:33
生理中の脱毛はNG?VIOへの影響と予約が重なった時の対処法を解説
カテゴリ: スタッフブログ
「脱毛の予約を入れた日に、もしかしたら生理が重なるかも…」
そんな不安を感じたことはありませんか?
脱毛施術歴12年、これまで2万人以上の方の肌と向き合ってきた私からすると、生理と脱毛に関するお悩みのご相談は非常に多いです。
この記事では、生理中の脱毛が推奨されない理由に加え、予約が重なってしまった場合のスマートな対処法、最も効果的に脱毛を進めるためのベストなタイミングまで詳しくお伝えしていきます。
生理中の脱毛が推奨されない4つの理由
生理期間中の脱毛は、多くのサロンやクリニックで原則として断られるか、推奨されていません。
それは単に「何となく」ではなく、女性の身体の仕組みに基づいた明確な理由があるからです。
ホルモンバランスの変化によって、普段はなんでもない施術が肌トラブルの原因になったり、痛みを感じやすくなったりします。
ホルモンバランスの乱れで肌が敏感になる
生理期間中は、女性ホルモンの1つであるプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌量が多くなります。
このプロゲステロンは、皮脂の分泌を促したり、メラニン色素の生成を活発にさせたりする働きを持っています。
そのため、肌が脂っぽくなってニキビや吹き出物ができやすくなる、あるいはシミや色素沈着が起こりやすくなるのです。
さらに、この時期は肌のバリア機能そのものが低下しがち。
外部からの刺激に対して非常にデリケートな状態になっているため、脱毛機の光やレーザーが強い刺激となり、赤み、かゆみ、湿疹といった肌トラブルを引き起こすリスクが通常時よりも格段に高まります。
せっかく綺麗になるための脱毛で、かえって肌を傷つけてしまっては元も子もありません。
普段より痛みを強く感じやすい
生理中に腰痛や腹痛を感じる方が多いのは、プロスタグランジンという痛みを引き起こす物質が分泌されるためです。
この物質は痛みを増強させる作用があるため、脱毛時の「輪ゴムで弾かれるような」刺激も、普段より強く、鋭い痛みとして感じやすくなる傾向があります。
特に痛みに敏感な方にとっては、リラックスして受けられるはずの施術が苦痛の時間になってしまうことも。
身体が敏感になっている時期にあえて施術を受けるメリットはない、と言えるでしょう。
衛生面でのリスクと感染症の懸念
特にVIO脱毛において、衛生面は最も重要な懸念事項です。
生理中は経血によってデリケートゾーンが常に湿った状態になり、雑菌が繁殖しやすい環境にあります。
そのような状態で施術を行うと、毛穴から雑菌が侵入して毛嚢炎などの感染症を引き起こすリスクがあります。
また、タンポンを使用していたとしても、経血が漏れ出てしまう可能性はゼロではありません。
万が一、施術中に経血がベッドや脱毛機器に付着してしまえば、他のお客様への感染リスクにも繋がりかねず、サロン全体の衛生管理に重大な問題を生じさせます。
お客様ご自身の安全と、サロン全体の安全を守るためにも、生理中のVIO施術は厳禁とされています。
【部位別】生理中に脱毛できる?できない?
生理中の脱毛が推奨されない理由はご理解いただけたかと思います。
では、VIOやヒップ以外であれば施術は可能なのか、という疑問が湧いてきます。
この判断はサロンやクリニックの方針によっても異なりますので、部位ごとの一般的な考え方を知っておくことが大切です。
VIO・ヒップ(おしり)の施術は原則NG
VIOラインやヒップ(おしり)の脱毛は、生理中である場合、ほぼ全てのサロン・クリニックで施術不可となります。
これは前述の通り、衛生面でのリスクが極めて高いからです。
経血による感染症のリスクは、お客様ご自身だけでなく、施術者や次のお客様にも関わる重大な問題です。
タンポンを使用していても、施術の体勢によっては漏れる可能性があり、完璧な衛生状態を保つことが困難になります。
そのため、ご自身の身体を守り、サロンとの信頼関係を維持するためにも、この部位の施術は必ず避けるようにしてください。
顔や腕、足などVIO以外の部位の対応はサロンによる
VIOやヒップ以外の部位、例えば顔、ワキ、腕、足などについては、サロンやクリニックによって対応が分かれるのが実情です。
体調が良好で、肌に特に異常が見られない場合に限り、施術を許可しているところもあります。
しかし、忘れてはならないのは、VIO以外の部位であっても、生理中はホルモンバランスの影響で肌が敏感になり、痛みを感じやすくなっているという事実です。
身体は全て繋がっています。たとえ施術部位がデリケートゾーンから離れていたとしても、肌トラブルのリスクが通常より高い状態であることに変わりはありません。
施術を受けるかどうかは、最終的には自己判断に委ねられる場合もありますが、専門家としては、やはり日程変更を強くおすすめします。
脱毛の予約日と生理が重なった時の正しい対処法
どれだけ気をつけていても、急に生理が来てしまったり、周期がずれて予約日と重なってしまったりすることは誰にでも起こり得ます。
そんな「もしも」の時にどう行動するかが、その後の脱毛計画をスムーズに進める上で非常に重要です。
まずは正直にサロン・クリニックへ連絡する
予約日と生理が重なる、あるいは重なりそうだと分かった時点で、できるだけ早くサロンやクリニックに電話や予約システムで連絡を入れましょう。
「断られるのが気まずい」といった心配は不要です。
サロンのスタッフは、女性の身体の周期についてプロとして理解しています。
むしろ、正直に伝えていただくことで、サロン側もスムーズに予約の調整ができますし、何よりお客様の身体の安全を第一に考えることができます。
隠して施術を受けることは、何のメリットもありません。正直なコミュニケーションが、信頼関係の第一歩です。
無断キャンセルは絶対にNG!予約変更のルールを確認
多くのサロンでは、無断キャンセルや当日の急なキャンセルに対して、キャンセル料の発生や、施術1回分消化といったペナルティを設けています。
生理が理由であっても、このルールが適用されることがほとんどです。
余計な出費や回数の消化を避けるためにも、必ず事前に連絡を入れましょう。
連絡はいつまで?キャンセル料や回数消化について
キャンセルや予約変更に関する規定は、サロンやクリニックによって大きく異なります。
「予約日の前日19時まで」「2営業日前の営業時間内まで」など、連絡を入れるべき期限が契約書や会員規約に明記されているはずです。
この期限を過ぎてしまうと、ペナルティの対象となることが多いため、契約時には必ずこのキャンセルポリシーを確認しておくことが欠かせません。
生理周期が不安定な方や、先の予定が読みにくい方は特に、こうした規定が柔軟なサロンを選ぶのも1つの賢い選択です。
脱毛効果を高めるベストなタイミングは「生理終了後~排卵日までの1週間」
脱毛の施術を受けるのに最も適しているのは、ずばり「生理が終わってから排卵日を迎えるまでのおよそ1週間」です。
この時期は、エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が活発になります。
エストロゲンは肌のコラーゲン生成を助け、水分量を高めてくれるため、肌のコンディションが最も安定し、潤いとハリがある状態になります。
肌のバリア機能が高まっているため、脱毛の刺激によるダメージを受けにくく、肌トラブルのリスクが低いのが特徴です。
また、心身ともに安定している時期なので、リラックスして施術を受けられ、痛みも感じにくい傾向にあります。
生理中の脱毛に関するEpilageの対応
当サロンでは、お客様の大切なお身体を第一に考え、生理中の脱毛については特に慎重に、そして柔軟に対応することを心がけています。
キャンセル・予約変更について
「もし予約の当日に生理が来てしまったら、ペナルティがあるのかな…」
お客様から、そういった不安なお声をいただくことがよくあります。
特に生理周期が不安定な方にとっては、先の予約を入れること自体がストレスに感じてしまうかもしれません。
ですが、どうぞご安心ください。
当サロンでは、急なご予定の変更や体調不良、もちろん生理が理由であっても、キャンセル料は一切いただいておりません。
「お客様に、余計な心配をせず心からリラックスして通っていただきたい」という想いから、当日のご連絡になったとしても、施術1回分の回数を消化するようなこともございません。
無料で別の日程に振り替えさせていただきます。
女性の身体はとてもデリケートで、ご自身の意思とは関係なくコンディションは変化するもの。
だからこそ私たちは、キャンセルに関する縛りをなくし、お客様がご自身の身体とペースを最優先できる環境を大切にしています。
生理不順で予定が読みにくい方も、お仕事が忙しい方も、気兼ねなくご相談ください。
VIO対応と施術可能部位の調整
お客様の安全を確保するため、衛生面や感染症のリスクを考慮し、VIO(デリケートゾーン)の施術は、生理期間中はお断りしています。
ただ、腕や脚といった他の部位であれば、ご体調やお肌の状態に問題がないことをしっかりと確認した上で、施術させていただくことも可能です。
VIOの施術は次回に振り替えるなど、お客様一人ひとりの状況に合わせて柔軟にご対応しますので、ご安心ください。
生理と脱毛に関するよくある質問
最後によくある質問をいくつかピックアップし、さらに詳しくお答えしていきます。
Q. 生理の終わりかけなら脱毛しても大丈夫?
経血の量が少なくなってきた生理の終わりかけであっても、施術は推奨できません。
量が少なくても、ホルモンバランスはまだ完全に通常の状態に戻っておらず、肌は依然として敏感です。
衛生面でのリスクもゼロではありません。
完全に経血が止まり、身体が落ち着いてから施術を受けるのが最も安全で確実です。
Q. 鎮痛剤を飲んでいれば施術を受けられますか?
生理痛などを和らげるために鎮痛剤を服用していても、脱毛施術は避けるべきです。
鎮痛剤はあくまで痛みの感覚を麻痺させているだけで、肌が敏感になっているという根本的な問題が解決されたわけではありません。
また、薬の種類によっては光に過敏に反応する「光線過敏症」の副作用を持つものもあり、予期せぬ肌トラブルを引き起こす危険性も。
安全を最優先し、薬を服用している日の施術は見合わせましょう。
参考論文:Phototoxicity of non-steroidal anti-inflammatory drugs: in vitro studies with visible light
Q. ピルを服用していても脱毛できますか?
低用量ピルなどを服用している場合、ホルモンバランスが人工的にコントロールされているため、生理周期に左右されにくく、脱毛施術が可能であるとするサロン・クリニックが多いです。
しかし、ピルの服用は必ずカウンセリング時や施術前に申告する必要があります。
ピルを処方してもらっている医師にも、脱毛施術を受ける旨を伝えておくとさらに安心です。
Q. 生理不順で周期が読めない場合はどうすればいい?
生理不順で次の周期が全く予測できないという方は、まずカウンセリングの際にその旨を正直に相談することが非常に重要です。
サロンによっては、生理不順の方のために、予約の変更に柔軟に対応してくれるプランを用意している場合もあります。
信頼できるサロンであれば、お客様の状況に寄り添った最適な通い方を一緒に考えてくれるはずです。
一人で悩まず、まずはプロに相談してみることが解決への近道となります。
まとめ
生理中の脱毛は、ホルモンバランスの乱れによる肌トラブル、痛みの増幅、衛生面のリスク、脱毛効果の低下といった複数の理由から、避けるべきであるということをお伝えしてきました。
特にVIOやヒップの施術は、ご自身の安全とサロンの衛生管理の両面から、いかなる場合も受けるべきではありません。
もし予約日と生理が重なってしまったら、決して無断キャンセルはせず、分かった時点ですぐにサロンへ連絡し、正直に事情を話して予約を変更してもらいましょう。
そして、脱毛効果を最大限に引き出すためには、肌のコンディションが最も良い「生理終了後から1週間」のゴールデンタイムを狙うのがおすすめです。
脱毛は、決して一度で終わるものではなく、サロンと信頼関係を築きながら、計画的に進めていくものです。
だからこそ、生理のようなデリケートな問題についても、親身になって相談に乗ってくれるサロンを選ぶことが何よりも大切。
あなたの身体と真摯に向き合い、どんな時でも安心して任せられる、そんなパートナーのようなサロンを見つけて、快適な脱毛ライフを送ってください。
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