Epilage(エピラージュ) | 2025.07.19 06:09
脱毛前に運動してしまったときの注意点と対処法
カテゴリ: スタッフブログ
いきなりですが、「日頃から運動をしているけど、脱毛前はどうしたらいいんだろう?」と疑問に感じた経験はありませんか?
脱毛施術歴12年、大手クリニックで長年働いてきた私からすると、脱毛施術前の運動はできるだけ避けた方が安心です。
今回は、なぜ脱毛前の運動がおすすめできないのか、もし運動してしまった場合はどうしたらいいかを詳しくお伝えしていきます。
脱毛前に運動はなぜNG?
脱毛施術の前に運動をしてしまうと、お肌にさまざまな悪い影響が出る可能性があります。
体温上昇で痛み・赤みが増す
脱毛施術、特にレーザーや光脱毛では、毛根に熱を加えてダメージを与えることで脱毛効果を出します。
この熱は施術を受けた部分の肌の中に一時的にこもり、軽い炎症状態を引き起こすことがわかっています。
運動をすると体温が上がりますが、施術前に体温が上がっていると、肌の中にこもった熱が冷めにくくなり、脱毛による炎症がひどくなる可能性が高いです。
その結果、赤みやかゆみ、ヒリヒリとした痛み、腫れ、ひどい場合にはやけどのリスクまで増えてしまいます。
汗・制汗剤が脱毛に悪い影響を与える
運動でたくさん汗をかくと、お肌の表面に汗や皮脂、汚れが残ってしまい、衛生的ではない状態になります。
脱毛施術後のお肌は、レーザーや光の熱で毛穴が開いたり、バリア機能が一時的に低下したりして、とてもデリケートな状態です。
この開いた毛穴に汗と一緒に細菌が入りやすくなり、施術後に毛嚢炎などの感染症のリスクを大幅に高めてしまいます。
これにより、主にニキビに似た赤い発疹や膿を伴う炎症である毛嚢炎や、かゆみ・肌荒れを引き起こしやすくなるのです。
また、汗をタオルなどで拭き取る際の摩擦も、デリケートなお肌に傷をつけ、そこから細菌感染を引き起こす可能性があるので注意が必要です。
施術前に過度な発汗を避けることは、施術後の肌トラブルを未然に防ぐための大切な予防策と言えます。
さらに、運動による汗を抑えるために制汗剤を使う方もいますが、制汗剤の成分が毛穴に入り込んでしまうと、レーザーが毛のメラニン色素に反応しにくくなり、脱毛効果が下がってしまう可能性もあります。
直前に運動してしまったらどうすればいい?
もし脱毛施術の直前に運動してしまっても、適切に対処すれば肌トラブルのリスクを最小限に抑えられます。
大切なのは、素早く丁寧なケアと、施術を受けるクリニックやサロンへ正確な情報を伝えることです。
クリニックに正直に伝える
脱毛施術の前に運動をしてしまった場合は、必ず施術を受けるクリニックやサロンのスタッフにそのことを伝えてください。
施術者は、お客様の肌の状態に関する正確な情報をもとに、施術ができるかどうかを判断したり、レーザーの出力を調整したり、必要であれば施術を延期するなど、適切な対応を検討してくれます。
どんな種類の運動をどれくらいの時間行い、どれくらい汗をかいたのか、現在の肌の状態(ほてり、かゆみなど)を具体的に伝えるようにしましょう。
情報を隠してしまうと、施術者は肌が最適な状態だと考えて施術を進めてしまい、結果としてやけどや炎症、毛嚢炎など、本来なら防げたはずの肌トラブルを引き起こす可能性があります。
ケアですぐに肌を冷やす
運動によって体温が上がり、肌の奥に熱がこもっている状態であれば、施術前にすぐに肌を冷やすことが大切です。
こうすることで、体温上昇による炎症やかゆみ、赤みといった症状を抑えられます。
具体的な方法としては、冷たい濡れタオルや、タオルで包んだ保冷剤、または冷水シャワーなどを優しく患部に当ててクールダウンさせてみてください。
外出先で難しい場合は、冷水を当てるだけでも効果があるでしょう。
シャワーで汗を流し清潔にする
汗をそのままにしておくと、雑菌が繁殖して毛嚢炎などの肌トラブルの原因になってしまいます。
もし可能であれば、施術前にシャワーを浴びて汗を完全に洗い流すのが一番効果的です。
シャワーが難しい場合は、アルコールが入っていないウェットシートや清潔なタオルで、肌に負担をかけないように優しく汗を拭き取ってください。
このとき、ゴシゴシと強く拭くのではなく、軽く押さえるように拭くことが大切です。
また、念入りな保湿ケアも欠かせません。
運動によって肌は乾燥しやすくなりますが、乾燥した肌はバリア機能が低下し、外からの刺激に敏感になってしまうため、施術後の肌トラブルのリスクが高まります。
参考論文:The association between activity levels and skin moisturising function in adults
施術前には、香料が使われていない低刺激性の保湿クリームやローションを薄く肌に塗り、しっかり保湿を行いましょう。
特にVIOや顔などのデリケートな部分は、敏感肌用の保湿剤を選ぶのがおすすめです。体の内側からの水分補給も忘れないようにしてくださいね。
脱毛後の運動再開のタイミング
脱毛施術の安全性を保ち、効果をしっかり出すためには、施術前後の運動に関する適切なタイミングや、運動以外の注意点も理解しておくことが大切です。
軽めの運動は3日程度控える
脱毛施術を受ける当日、特に直前の運動は、体温が上がったり血行が良くなったりすることで、肌に大きな負担をかける可能性が高いため、避けるべきです。
施術を受ける前の肌は、レーザーや光の熱エネルギーを受け入れる準備ができていなければなりません。
もし運動によって肌の内部の温度が高い状態だと、施術による軽い炎症が悪化したり、赤みやかゆみが増したりする恐れがあります。
また、汗をかくことによる雑菌繁殖のリスクも高まるでしょう。
これは、単に「運動」そのものが問題なのではなく、「体温上昇」や「血行促進」といった身体の変化が問題であることを示しています。
激しい運動だけでなく、ヨガやストレッチといった軽めの運動、飲酒、長時間の入浴、サウナ、岩盤浴など、体温を上げる行為全般について「施術当日は避けるべき」とされているのは、こうした理由からなのです。
脱毛施術の安全と効果は、お肌が「落ち着いていて、冷たく安定した状態」にあるかどうかに大きく左右されます。
運動に限らず、身体のバランスを崩す可能性のある活動は、肌の感受性を高めてトラブルのリスクを増大させるため、施術当日は避けるようにしましょう。
軽めの運動(ウォーキングやストレッチなど)であれば、施術後、肌の状態を見ながら翌日以降(24時間後)から可能とするクリニックもありますが、一般的には3日程度の期間を空けるのが理想的とされています。
施術前であれば、前日までに済ませておくのが安全ですね。
激しい運動は1週間後に再開する
ランニングや筋トレ、水泳といった激しい運動は、体温が大幅に上がり、大量の汗をかきます。
その汗が毛穴の雑菌繁殖や感染症、毛嚢炎を引き起こす可能性があり、体温上昇・血流増加により赤み・かゆみ・炎症が悪化するため、特に施術直後は激しい運動を避けましょう。
再開する場合は、施術から1週間以上の期間を開けることが推奨されます。
症状が重ければクリニックや皮膚科に相談
もし、応急処置や保湿ケアをしても症状が改善しない場合や、悪化していると感じる場合は、ためらわずに医療機関を受診しましょう。
施術を受けたクリニックで処方された外用薬があるなら、指示通りに塗布してください。
行きつけの皮膚科がある場合や、症状が重いと感じる場合は、お医者さんによる適切な診断と治療を受けることが、症状の悪化を防ぎ、早く回復することにつながります。
自己判断で市販薬を使うことは避けて、必ず専門家の意見を聞くようにしてください。
まとめ
脱毛施術前の運動は、体温が上がったり、血行が促進されたり、汗による雑菌が繁殖しやすくなったり、肌が乾燥したり、日焼けしたりと、さまざまな肌トラブルのリスクを高めてしまいます。
もし、施術前にうっかり運動をしてしまった場合は、すぐに肌を冷やし、しっかり保湿ケアを行いましょう。
そして何よりも、施術を受けるクリニックやサロンのスタッフに、運動をしてしまった事実を正直に伝えることが、安全に施術を受けるために最も大切です。
ぜひこれらの点に気を付けて、安心安全に脱毛を進めてください。
■脱毛に悩んでいる方は2万人施術してきた荒井にご相談を
「サロン脱毛に興味があるけれど、効果や痛みや費用が不安」「どこを選べばいいか分からない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
当サロンでは、医療脱毛から施術歴12年・2万人以上の豊富な知識技術実績をもとに、ツルツルを目指す方は10回半年を目標に施術を行っております。痛みに配慮しながら一人ひとりの肌質や毛質に合った”オンリーワンの脱毛プラン”をご提案しています。
▼こんな方におすすめ
- お店選びを間違えたくない、費用や期間をしっかり把握したい
- 痛みや肌トラブルが心配なので、実績豊富な専門家に相談したい
- 男性・女性スタッフの希望があり、プライバシーに配慮してほしい
- 結婚式やイベントを控えていて、脱毛を始めたい
もし肌状態に問題がなければ、カウンセリング当日に”お試し施術”も可能です。
「まずは話だけでも聞いてみたい」という方も大歓迎。強引な勧誘は一切ございませんので、ご安心ください。
お悩みを一緒に解決し、あなたのペースで理想の脱毛ライフをスタートさせましょう。気軽にご連絡くださいませ。