脱毛サロンやクリニック、数が多すぎてどこを選んだら分からなくなりますよね?そんな時に、
「無料カウンセリング実施中」
「脱毛の体験・お試し照射無料」
などがあると活用したくなると思います。しかし、強引な勧誘を受けて無理やり契約させられるかもしれない‥など不安かと思います。
私は脱毛業界における横のつながりもあり、お客さまも自らカウンセリングしておりますので、実情を知っておりますが、「契約するまで返さない」とも思えるくらいに強引な勧誘をしているお店があるのも現実です。
内気な方の場合は、そのまま押し込まれて‥なんてこともありえますから、事前にある程度、断る準備をしておいた方が良いでしょう。そんな方に向けて、脱毛施術歴12年の私が断り方と、契約してしまった場合の対処法をお伝えします。
心理学のテクニックで「返報性の原理」というものがあります。これは、セールスやマーケティングの世界でよく使われる手法です。
どんな原理かというと、少しでも何か施しを受けるとお返しをしないといけない、という人間の習性です。
このお試し照射や無料カウンセリングもその原理に当てはまっているので、無意識に断りにくい状態になってしまっています。この原理を知っていれば、「あっ今、返報性の原理が働いてるな」と思うことで勧誘を断りやすくなります。
断る理由がないと、あの手この手のセールステクニックに押し負けてつい契約してしまうかもしれません。
相手も、日頃からセールストークを叩き込まれた、勧誘の猛者なのですから。そこで、相手が諦めざるを得ない理由をお伝えしますので、参考にしてみてください。
■お金がないから厳しい
これは最もオーソドックスな方法です。しかし気をつけてください。脱毛業界では、ショッピングローンなどで、分割払いをしてもらうことは当たり前のことです。
なので、単純にお金がないというだけでは、そこから「ローンを組めば、毎月たった〇〇円です!」などと、食い下がってきます。
プライドが許すのであれば、ローンが組めない旨などを伝えれば良いもしれませんが、相手が女性だとしたら、自尊心が優ってしまい、なかなか言い出せないでしょう。
「結局金利がついて割高になる」「借金をした履歴を残したくない」「近々、別でローンを組む予定がある」などの返し文句を答えられるようにしましょう。
■他のサロンやクリニックと比較したい
こちらも、珍しくない断り方です。少し弱い断り文句かもしれませんが、お金がないという理由にくらべて自尊心が傷つかないので、切り出しやすい理由でしょう。
しかし、そこから他店と比べて、時点がいかに素晴らしいかのセールストークが始まる可能性がありますので、押し切られてしまう可能性があるので気をつけてください。
■肌トラブルが起きないか様子を見たい
その店舗の脱毛がお肌に合うか合わないかは、いきなり当日は分かりません。なので、肌トラブルがないか様子を見てから決めたい、と断ると良いでしょう。
私的には、最も断りやすく、なおかつ相手も納得せざるを得ない断り文句だと思います。
断ろうと思って、その場の雰囲気や強引な勧誘に負けて契約してしまった場合、クーリング・オフという制度があります。
名前は聞いたことがある方が多いでしょう。どんな制度か簡単に説明すると、契約の申し込み、締結をした場合でも、一定の期間であれば無条件で契約を解除できる制度です。
脱毛は『特定継続的役務提供』にあたり、クーリング・オフの対象となります。契約書面を受け取ってから8日間が期限となり、手順としては以下の通りです。
①ハガキや封書で「契約を解除したい」旨の書面を書く
②書面と宛名のコピーを作成する
③簡易書留や特定記録郵便やなどで郵送する
④クレジットカードもしくはローンで支払った方は、クレジットカード会社もしくは信販会社に書面を送付する
⑤クーリングオフした店舗からの連絡を待つ
上記の手続きをしてから、おおよそ1週間~1カ月以内には店舗から返金されます。なお、クーリングオフの期間が過ぎたら、「中途解約」となり手数料が発生するので気をつけてください。
基本的に、どのサロン・クリニックでも多かれ少なかれ勧誘はされるでしょう。聞く話によると、大手の方がノルマがキツい分、強引な勧誘が多いようです。
脱毛は安くない施術ですし、店舗選びを間違えると大金を無駄にしてしまう可能性があります。勧誘に負けて自身と相性が合わないお店と契約しないように気をつけてくださいね。