Epilage(エピラージュ) | 2025.06.16 22:01
光脱毛の仕組みを徹底解説|効果や種類、医療脱毛との違いもわかる
カテゴリ: スタッフブログ
いきなりですが、「光脱毛って、本当に効果があるの?」と思っていませんか?
脱毛施術歴12年、大手クリニックでも長年従事してきた私からすると、光脱毛の仕組みや効果について、まだよく知られていない点が多いと感じます。
というわけで、今回はこれから脱毛を始めようとしている方や、光脱毛に興味があるけれど詳しい仕組みが分からないという方に、光脱毛の基本的な原理から種類、具体的な効果、さらには医療脱毛との違いまで、詳しくお伝えしていきます。
「自分に合った脱毛方法を選びたい」「光脱毛のメリット・デメリットをしっかり理解したい」と思っている方は、あなたにあった脱毛方法を探すための参考にしてください。
光脱毛で毛が抜ける仕組みと効果
光脱毛は、医療脱毛とは異なるアプローチでムダ毛に働きかけます。
光脱毛の原理「選択的光熱融解」と毛の構造
光脱毛の基本的な原理は「選択的光熱融解」と呼ばれるものです。
これは、特定の波長の光が、毛に含まれるメラニン色素にのみ反応して熱エネルギーを発生させるという性質を利用しています。
毛のメラニン色素が光エネルギーを吸収すると、その熱が毛根や毛包といった毛の成長に関わる組織に伝わり、ダメージを与えるのです。
このダメージによって毛の成長が抑制され、結果としてムダ毛が薄くなったり、生えにくくなったりします。
人間の毛には、「成長期」「退行期」「休止期」という3つのサイクルがあり、これを毛周期と呼びます。
光脱毛が効果を発揮するのは、毛根にメラニン色素が豊富に存在し、活発に成長している「成長期」の毛です。
なぜなら、成長期の毛はメラニン色素を多く含み、光エネルギーを効率良く吸収できるからです。
退行期や休止期の毛はメラニン色素が少なく、毛根も活動を停止しているため、光脱毛の効果は期待できません。
効果を実感できるまでの期間と回数、そして永久脱毛ではない理由
光脱毛で効果を実感できるまでの期間や必要な回数は、個人の毛質、毛量、肌質、そして選択する脱毛方式や機器によって大きく異なります。
一般的には、5回から10回程度の施術で自己処理が楽になったと感じる方が多いでしょう。
これは、毛周期に合わせて約1ヶ月から3ヶ月に1回のペースで施術を繰り返す必要があるため、トータルで半年から1年半程度の期間を要することになります。
効果の表れ方には個人差があり、産毛や色素の薄い毛は効果が出にくい傾向があることもあります。
また、光脱毛は「永久脱毛」ではありません。永久脱毛は、医療機関での医療レーザー脱毛やニードル脱毛にのみ認められているものです。
光脱毛は毛根や毛包にダメージを与えることで毛の成長を抑制しますが、毛乳頭を完全に破壊するわけではありません。
そのため、施術を中断すると再び毛が生えてくる可能性があります。
しかし、適切に回数を重ねることで、自己処理がほとんど不要になるくらいまで毛を薄くしたり、生えにくくしたりすることは十分に可能です。
光脱毛の種類とそれぞれの仕組み
光脱毛にはいくつかの種類があり、それぞれ異なるメカニズムで毛にアプローチします。
IPL(Intense Pulsed Light)方式
IPL脱毛は、現在最も広く普及している光脱毛の方式です。
カメラのフラッシュのような光を広範囲に照射し、毛のメラニン色素に反応させることで熱を発生させ、毛乳頭にダメージを与えて毛の成長を抑制します。
メラニン色素に強く反応するため、太く濃い毛に高い効果を発揮しやすいのが特徴です。
ワキやVIOなどの毛が濃い部分には特に効果的だと言えるでしょう。
ただし、メラニン色素が薄い産毛や金髪、白髪には効果が期待できません。
また、日焼けした肌には火傷のリスクがあるため、照射できないことがあります。
▼IPL方式についてさらに詳しく知りたい方はこちら
IPL脱毛のメリットとデメリット/他方式との比較も有り
SHR(Super Hair Removal)方式
SHR脱毛は、IPL脱毛とは異なるアプローチで毛に働きかける新しい方式です。
毛根のメラニン色素に直接熱を与えるのではなく、毛包全体に弱いエネルギーの光を連続して照射し、じんわりと熱を蓄積させることで、毛の成長を促す「バルジ領域」にダメージを与えます。
これにより、毛周期に関係なく施術が可能になるため、短い間隔で通えるメリットがあります。
また、メラニン色素への反応が少ないため、日焼け肌や産毛にも比較的対応しやすいのが特徴です。
痛みが少なく、肌への負担も軽減される傾向があるでしょう。
▼SHR方式について詳しく知りたい方はこちら
SHR脱毛とは|痛みが少ない秘密を徹底解説
SSC(Smooth Skin Control)方式
SSC脱毛は、「スムース・スキン・コントロール」という名前の通り、肌に優しく脱毛効果を目指す方式です。
この方法は、ビーンズジェルという特別な抑毛成分を含んだジェルを肌に塗布し、その上から光を照射します。
光を当てることで、ジェルに含まれる抑毛成分が毛穴の奥に浸透し、毛の成長を抑制する仕組みです。
光自体が毛根に直接ダメージを与えるというよりは、ジェルの成分を浸透させることで効果を発揮するため、肌への刺激が非常に少なく、痛みもほとんど感じないのが特徴です。
美肌効果も期待できる点が魅力と言えるでしょう。
▼光脱毛の方法を比較して検討したい方はこちら
光脱毛の種類|IPL・SHR・SSCの違いと選び方を徹底解説
光脱毛のメリット
光脱毛には、多くの方が脱毛を始めるきっかけとなる魅力的なメリットが数多く存在します。
痛みが少ない
光脱毛の最大のメリットは、医療脱毛に比べて痛みが少ないことです。
医療脱毛で使用されるレーザーが高出力であるのに対し、光脱毛は出力が抑えられているため、肌への刺激が穏やかです。
多くの場合、「輪ゴムで弾かれるような痛み」と表現される医療脱毛に対し、光脱毛は「温かい」「チクッとする程度」と感じる方が多いでしょう。
痛みに敏感な方や、痛みに弱い方にとっては、光脱毛は非常に魅力的な選択肢となります。
▼光脱毛の効果が気になる方はこちら
光脱毛の効果|レーザー脱毛との違いも解説
費用を抑えて始められる
光脱毛は、医療脱毛に比べて施術費用がリーズナブルに設定されていることが多いです。
1回あたりの料金が安いため、手軽に始めやすく、全身脱毛のコースでも医療脱毛より総額を抑えられるケースがあります。
また、キャンペーンや割引プランが豊富に用意されているサロンも多く、学生の方や、初めて脱毛をする方でも気軽に挑戦しやすいでしょう。
肌への負担が少ない
出力が抑えられている分、肌への負担も医療脱毛に比べて少ない傾向があります。
火傷や色素沈着といった肌トラブルのリスクが比較的低く、敏感肌の方でも施術を受けやすいのが特徴です。
また、光の照射によって肌のトーンアップや毛穴の引き締めといった美肌効果を同時に期待できる場合もあります。
これは、光が肌のコラーゲン生成を促進したり、ターンオーバーを促したりする作用があるためです。
予約が取りやすい傾向にある
脱毛サロンは医療機関に比べて店舗数が多く、予約が取りやすい傾向にあることもメリットです。
特に、全国展開している大手サロンでは、店舗間の移動が自由な場合もあり、ライフスタイルに合わせて通いやすいでしょう。
予約がスムーズに取れることは、脱毛を継続する上で非常に重要な要素となります。
光脱毛の注意点
魅力的なメリットがある一方で、光脱毛にはいくつかのデメリットも存在します。
永久脱毛ではない
先ほども触れましたが、光脱毛は毛の成長を抑制する「抑毛・減毛」が目的であり、永久脱毛ではありません。
毛乳頭を完全に破壊する医療行為ではないため、施術を中断すると再び毛が生えてくる可能性があります。
完全にムダ毛をなくしたい、将来にわたって自己処理から解放されたいと考える方には、医療脱毛の方が適しているでしょう。
効果を実感するまでに回数と期間が必要
光脱毛は1回あたりの効果が医療脱毛に比べて穏やかなため、自己処理が楽になったと実感するまでに、より多くの施術回数と長い期間が必要になります。
毛周期に合わせて通う必要があるため、最低でも半年、一般的には1年から2年、場合によってはそれ以上の期間をかけて通い続ける必要があるでしょう。
すぐに効果を実感したい方や、短期間で脱毛を終わらせたい方には、もどかしさを感じるかもしれません。
産毛や色素の薄い毛には効果が出にくい場合がある
IPL方式など、メラニン色素に反応するタイプの光脱毛は、メラニン色素が少ない産毛や金髪、白髪、赤毛などには効果が出にくい傾向があります。
これらの毛に対しては、SHR方式やSSC方式など、メラニン色素以外の部分にアプローチする脱毛方式の方が効果を期待できる場合がありますが、それでも医療脱毛に比べて効果が限定的になる可能性はあります。
顔の産毛などを綺麗にしたいと考えている場合は、事前にサロンに相談して、対応している脱毛方式を確認することが大切です。
肌の色や状態によっては施術を受けられない場合がある
光脱毛はメラニン色素に反応するため、日焼けした肌や、もともと肌の色が濃い方は火傷や色素沈着のリスクが高まります。
そのため、肌の状態によっては施術を断られることがあります。
また、アトピー性皮膚炎やケロイド体質など、特定の肌トラブルがある場合も施術が難しい場合があります。
カウンセリング時に肌の状態を正確に伝え、施術が可能かどうかを必ず確認するようにしましょう。
まとめ
光脱毛は、毛のメラニン色素に反応する光エネルギーを利用して毛の成長を抑制する脱毛方法です。
「選択的光熱融解」の原理に基づき、成長期の毛にダメージを与えることで、ムダ毛を減らしていきます。
医療脱毛と比較すると、光脱毛は痛みが少なく肌への負担も小さいですが、永久脱毛ではなく、効果を実感するまでに時間と回数がかかります。
どちらの脱毛方法を選ぶかは、「痛みの感じ方」「予算」「理想の仕上がり」「期間の希望」を考えて決めると良いでしょう。
「痛みが少ない」「費用を抑えられる」「肌への負担が少ない」という点を重視される方は、ぜひ光脱毛を検討してみてください。
まとめ
脱毛前の自己処理は、単なる準備ではなく、脱毛効果を最大限に引き出し、肌トラブルを未然に防ぐために非常に重要なステップです。
電気シェーバーを使った肌に優しい処理方法を習得し、部位ごとのコツを押さえることで、安全かつ効果的にムダ毛を整えることができます。
もし自己処理を忘れてしまった場合は、慌てずに速やかにサロンやクリニックに連絡し、指示を仰ぐようにしましょう。
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